G20も同調!FSB「仮想通貨のリスクは小さい」と発表

2018.09.05 (水) 17:00
G20も同調!FSB「仮想通貨のリスクは小さい」と発表

1.FSBが「仮想通貨のリスクは小さい」とG20に報告

2018年7月16日、各国の中央銀行などで構成されるFSB(Financial Stability Board:金融安定理事会)は、「仮想通貨が世界の金融情勢に与えるリスクは、少ないか、ほぼない」と発表しました。一方で、「仮想通貨市場がどのように成長していくのかを見守ることは、潜在的な富裕効果を見極めるために必要であり、リスクはきちんとモニターしていく必要がある」とし、その測定基準をG20の会議へ送りました。

測定基準が示されているのは、時価総額、ポラティリティ、価格水準などで、必要に応じてG20でアップデートすることになっており、G20もこの内容におおむね同意しています。

実際に7月21日、22日に開催されたG20では、仮想通貨の将来性について「金融システムや世界経済に広く有益となる」とされており、仮想通貨に対して非常に肯定的な姿勢を見せています。

 

2.G20で話し合われた仮想通貨の今までとこれから

3月19日、20日に開催されたG20では、仮想通貨に対して大きく言及されたものはありませんでしたが、禁止ではなく法整備を行うことでおおむね同意していました。ブロックチェーンなどの仮想通貨に利用される技術は革新的なものであるため、その技術革新を妨げずに規制を作っていくという結論に至っています。今回の発表は、その規制の枠組みです。

基準をしっかりと作っていくことで、より経済や技術革新の活性化につなげていくことが目的とされていますが、一方でマネーロンダリングや脱税などの犯罪に利用されるリスクも示唆されており、今後はこうした部分に関して、監視を続けていく方針です。

また、もうひとつの問題点となっているのが、ソブリン通貨(政府や政府機関などが発行する、保証が裏付けされた通貨)の特性がないことで、こちらも続けて警戒をしていくとしています。

10月に再度開催されるG20では、FATF(Financial Action Task. Force:マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)の基準が、どのように仮想通貨に適用されるのかを、さらに明らかにする予定です。

3月のG20では「経済を改善していく可能性がある」という結論に留まっていましたが、今回は「有益となる」とされており、各国での仮想通貨の評価が上昇しているのがわかります。

世界の首脳が集まるG20で、仮想通貨の有益性が肯定されたことは、今後の仮想通貨市場に大きな影響を与えるでしょう。国際的な規制の枠組みが作られ、リスクがさらに減ることによって、より仮想通貨市場が活性化すると期待されています。

 

(本記事は2018年8月現在の情報です)

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